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2024-02-23

「新築が普通の家になった」6つの原因とは?注文住宅が建売みたいと後悔した瞬間と対策

せっかく注文住宅を建てるなら特別感のある家にしたいですよね。
しかし、街中を走っていると「注文住宅」か「建売住宅」か分からないような家を見かけることがあります。

なぜ注文住宅で家を建てたのに、建売住宅のような普通の家になってしまうのでしょうか。

今回は、新築が普通の家になる原因と具体的な事例と対策を紹介します。
注文住宅で特別感のある家を建てるポイントも解説しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。


「新築が普通の家になった」と感じてしまう6つの原因



注文住宅が普通の家になってしまう原因を紹介します。

①シンプルなデザインや間取りを採用した
シンプルなデザインや間取りを選びすぎたことが原因で、建売住宅にもあるような普通に家になったという事例です。

どんなスタイルにも合うデザインや色味は飽きがこないというメリットもありますが、こだわりが見られないという印象を与えるケースも。
また、シンプルで万人受けするような間取りでは、遊び心がある特別感のある家にはなりません。


②今まで建売住宅ばかり見学していた
これまで建売住宅ばかりを見学していたことが原因で、注文住宅が普通の家になってしまったケースもあります。

建売住宅の見学を多くしていて、注文住宅の完成見学会にほとんど参加していなかった場合、建売住宅で採用されているデザインや間取りに関する知識しかありません。
そのため、こだわるべき箇所が分からず、普通の家になってしまうという事例です。

③担当者に提案力がなかった
担当してくれた営業マンや設計士の提案力がなかったことが原因で、普通の家に仕上がってしまうこともあります。

初めての家づくりではアイデアなどが中々思い浮かばないため、住宅会社側からの提案が大切です。
住宅会社がこだわりを詰め込んだ家を提案してくれれは、普通の家にはなりません。

しかし、住宅会社側がほとんど提案をしてくれない場合は、施主の意見が多く採用された普通の家になってしまうことがあります。


④予算が足りず標準仕様ばかり
建物にかける予算が足りず、標準仕様ばかり選んだことが原因で普通の家になってしまうこともあります。
注文住宅で採用されている標準仕様の内外装や設備は、建売住宅で使われているデザインと似ているケースも少なくありません。

オプション仕様や造作によってオリジナリティを出すことで特別感のある家になりますが、予算が足りないとこれらを採用することができません。
その結果、よく見かけるような普通の家になってしまいます。


⑤敷地に制限があった
敷地に制限があって、普通の家になってしまうこともあります。
具体的には、次のような制限があるでしょう。

・建物の高さに対する制限があり屋根形状が限られた
・敷地がコンパクトで建物形状が限られた
・景観法によって外観デザインが限られた

敷地によって、形状や外観デザインに制限がかかることがあります。
土地を購入する前に、住宅会社や不動産屋から制限について教えてもらい、こだわりの注文住宅が建てられるのか確認しましょう。


⑥複数の住宅会社を検討しなかった
住宅会社を1社しか検討せず契約をした結果、普通の家になってしまったというケースもあります。
1社だけと打合せをすると、他の会社との比較ができないため、アイデアの数が限られてしまいますよね。

複数社から建物を提案してもらうことで、各住宅会社の良いところを取り入れた家づくりができます。
その結果、こだわりが詰まった特別感のあるマイホームになるケースも多いです。


「注文住宅を建てたのに建売住宅みたい」と後悔した瞬間と対策3選



「注文住宅を建てたのに完成したら建売住宅みたいだった」と感じてしまった瞬間と対策を紹介します。

事例① 隣に建った建売住宅と外観が似ていた
注文住宅でベーシックな色・柄の外壁を選んだら、隣の建売住宅の外観と似ていたという事例です。
次のような色は、建売住宅でも採用されやすいです。

・白
・黒
・茶(木目)
・ベージュ
・グレー

住宅で人気な色なので、注文住宅でも選ぶ方は多いですよね。
サイディングを扱う外壁メーカーなどは限られるので、建売住宅とまったく同じ外壁を選んでしまう可能性もあります。

【対策】
・外壁の素材にこだわる
・窓の配置などで差をつける
・建物や屋根形状にこだわる

建売住宅では窯業系サイディングが多く使われています。
金属系サイディングや塗り壁、タイルなどの外壁を選ぶことで、色が被っても建売住宅には見えません。

こちらはガルバリウム鋼板と木製サイディングを採用した外観です。


▷施工事例|家事がしやすい中庭のある住まい

建売住宅でも多く採用される黒と木目の組み合わせですが、素材にこだわることでオリジナリティのある外観に仕上がりました。
また、窓の配置や建物形状を工夫した点もポイントです。


事例② 内装がシンプル過ぎて安っぽくなった
白と木目を基調としたシンプルな内装にしたら、お金を掛けていない普通の家のように見えて後悔した事例です。
シンプルなデザインは、おしゃれで洗練されたイメージもあれば、質素で安っぽく見えてしまうこともあります。

後者の場合は、建売住宅のような内装になることもあるため注意が必要です。

【対策】
・吹き抜けや折り上げ天井など間取りで工夫をする
・ハイドアやハイサッシでこだわりを見せる
・無垢床を採用するなど素材にこだわる

シンプルな内装に仕上げたいなら、間取りや素材選びにこだわることがポイントです。

こちらは白を基調としたシンプルな内装ですが、さまざまな工夫が詰まっています。


▷施工事例|デザインと家事楽導線を両立したモダンな住まい


折り上げ天井にして梁を見せ、床には無垢材を使用しています。
サッシやドアも白ですが、天井までの高さがあってスタイリッシュさを感じるデザインです。

このようにシンプルな内装でも、工夫次第では特別感を出すことができます。


事例③ 一般的に人気な動線ばかりを採用したが暮らしにくい
家に対する知識があまりなく、一般的に良いと言われる動線を採用したが、自分達には暮らしにくかったという事例です。
暮らし方によって使いやすい動線は異なるため、普通の家で多く採用されている動線が必ずしも優れているわけではありません。

住宅会社側からの細かなヒアリングや提案がないと、建売住宅のような万人受けする間取りになるケースも多いです。

【対策】
・完成見学会やSNSを活用して情報収集する
・自分達の生活ルーティーンを振り返りながら間取りを決める
・ヒアリング力のある住宅会社を選ぶ

まずは、注文住宅の見学会やSNSなどから情報収集を行って、間取りに関するアイデアをインプットしましょう。
自分の生活ルーティーンを振り返りながら、採用すべき動線や間取りを考えてみてください。

また、自分達の暮らしや要望を細かくヒアリングしてくれる住宅会社を選ぶことが大切です。
どんなに提案力が高くても、自分達の生活に合っていなければ意味がありませんからね。

自分達が理想とする暮らしをしっかりと理解した上で、オリジナリティのある間取りを提案してくれる会社に任せましょう。


普通の家ではなく「特別感のある家」を建てるための5つのポイント


▷施工事例|ガルバ×無垢材の中庭のある住まい

注文住宅を特別感のある家にするためのポイントを解説します。

①デザインのテーマやテイストを決める
普通の家にしたくないなら、マイホームのテーマやデザインテイストを明確にしましょう。
建売住宅は、万人受けするようなデザインが採用されていることが多いです、

注文住宅を建てるなら、シンプルモダン・和風・北欧風・アメリカンなど、さまざまなテイストの内外装を採用できます。
また、「開放感のある家」「趣味部屋のある家」など、テーマに合わせた家づくりをすることも可能です。

自分がどのようなこだわりを持って注文住宅を建てたいのかを明確にすると、特別感のある家が建てやすくなります。

②細かなデザイン・素材選びを工夫する

▷施工事例|家族で楽しむガレージ×平屋の住まい

特別感のある家にしたいなら、細かなポイントにこだわった家づくりをすることが大切です。

例えば、次のような点にこだわってみてはいかがでしょうか。

・内外装に天然素材(木・石)などを取り入れる
・お気に入りの作家やキャラクターのデザインクロスを採用する

・景色が良い場所に大きな窓をつける
・照明のデザインにこだわる
・しまうものに合わせて棚の高さや大きさを決める
・飾り棚やニッチをつける
・スイッチやコンセントのデザインをグレードアップさせる

注文住宅は細部までこだわることができる点が最大のメリットです。
上記で紹介した点はほんの一部ですので、細かな点までこだわって家づくりを楽しみましょう。


③一般的な意見よりも自分達のこだわりを尊重して
家づくりをしていると「一般的には~」「~が人気です」というような提案を受けることもあるでしょう。
しかし、デザインの好みや暮らしやすさは住む人によって異なりますよね。

自分が好きなデザインテイストや間取りを採用した方が、マイホーム対して思い入れが強くなりますし、完成したときの満足度も高いです。
ぜひ、家族のこだわりを優先させた家づくりをしてくださいね。

ただし、好きなものばかりを詰め込みすぎると、建物全体のバランスが悪くなるケースも。
設計士やインテリアコーディネーターにアドバイスをもらいながら、満足いくマイホームに仕上げましょう。


④機能性にこだわることも大切

▷施工事例|趣味を楽しむ住まい

デザイン性や間取りにこだわることだけが、マイホームづくりではありません。
住宅にはさまざまな設備があり、多くのグレードの中から必要な機能を選ぶことができます。

例えば、デザインはほとんど同じユニットバスでも、機能性がまったく異なれば使い勝手は格段に良くなります。
注文住宅を建てるなら、建売住宅にはついていない設備を採用してみてはいかがでしょうか。

最新のユニットバスには、これらのような機能が選択できるメーカーもあります。
・浴槽の自動洗浄機能
・オーディオ機能
・ジェットバス
・ミストサウナ

他の設備もオプションを採用することで、特別感のある設備にすることは可能です。


⑤注文住宅だからできることを取り入れる

▷施工事例|リビングと中庭とガレージがつながる平屋の住まい

建売住宅とは差が付く「特別感のある家」にしたいなら、注文住宅だからできることを取り入れましょう。

例えば、大工さんが手作りで作る造作家具などは、建売住宅ではありません。
次のような造作アイテムが人気です。

・しまう物のサイズに合わせた収納
・こだわりの木を使ったダイニングテーブル
・お気に入りのデザインの造作洗面台

また、防音室やシアタールームなどの一般的な家にはないようなスペースを作ることで、特別感を出すこともできます。
自分の暮らしが豊かになるような空間をぜひ作ってみてくださいね。

ただし、依頼する住宅会社によってはこれらの造作ができない可能性もあります。
事前にやりたいことを伝えて実現可能なのかを確認しておくことが大切です。

まとめ
せっかくお金を掛けて注文住宅を建てても、普通の家になってしまっては後悔してしまいますよね。
注文住宅ではデザイン・間取り・設備・性能など、さまざまな点をこだわることができます。

自分の暮らしに合った「特別感のある家」になるような工夫をたくさん取り入れていてくださいね。
また、住む人に合わせた家づくりをしてくれる住宅会社にお願いすることが大切です。

アイリスホームでは、お客様の暮らしに寄り添った家づくりをしています。
特別感のあるこだわりの注文住宅建てたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。