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2024-01-19

新築で人気な床の色を紹介|工務店で選ばれている樹種3選と床選びのポイント


室内のデザイン性を大きく左右する床材。

さまざまな色や樹種があるため、どれを選んでいいのか迷ってしまいますよね。

また、新築の注文住宅を建てている方は、どのような床の色を採用しているのか気になるという方もいるでしょう。

そこで今回は、工務店で実際に選ばれている人気な床の色を紹介します。

床を選ぶときのポイントも解説しますので、ぜひ家づくりに役立ててくださいね。


新築で人気な床の色3選とコーディネート事例


▷施工事例|K.T様邸

注文住宅で人気がある床の色と、その床材を使った注文住宅のコーディネート事例を紹介します。

①ナチュラルな茶色:ナラ(ジャパニーズオーク)
どんな内装ともコーディネートしやすいナチュラルな茶色は高い人気があります。

中でも、ナラの無垢床はアイリスホームで1番選ばれている床材です。

【特徴】
ナラはジャパニーズオークとも呼ばれます。
ナチュラルカラーな木目が特徴で、同じナラやオーク材との相性が良いため、家具選びがしやすい点も魅力的です。

また、広葉樹のナラ材は比較的耐久性が高く、キズがつきにくく割れや欠けも起こりにくいと言われています。

耐水性が高く湿気にも強いため、日本の気候にも適した床材と言えるでしょう。

【コーディネート事例】
ナラの床が採用された住まいのコーディネート事例を紹介します。




▷施工事例|A.N様邸

木目の濃淡はあまりないため主張が激しくなく、どんな家具・インテリアとも馴染みやすいです。

グレーのキッチンや扉とコーディネートして、シンプルモダンな内装に仕上げました。

一方で、ナラは天然木ならではの美しい木目や節も楽しめるため、床材を主役にしたコーディネートも可能です。




▷施工事例|N.T様邸

ナチュラルモダンなテイストに仕上げたいなら、壁や天井、照明などは白を選びましょう。

こちらの事例のように、扉は白やナラ・オーク系を選ぶと全体にまとまりが生まれます。

②明るめのベージュ~ピンクの色:サクラ(カバ)
空間がパッと明るい印象になる、ハイトーンカラーの木目も人気があります。

優しい色味のサクラも多くの方に選ばれている樹種です。

【特徴】
サクラ材はベージュやピンク系の明るい木目が特徴の樹種です。
カバ材も色味や木目が似ているため、サクラ材と呼ばれています。

床材としても硬さも十分で耐久性もあり、日本でも長く床材として使われてきているため供給も安定しています。
品質や価格が保たれている点も魅力の1つです。

【コーディネート事例】
サクラ(カバ)材を使ったコーディネート事例を紹介します。




▷施工事例|S.M様邸

サクラ材は優しい色味が特徴のため、ナチュラルな可愛らしい内装との相性が良いです。
しかし、シンプルモダンとの相性が悪いわけではありません。

こちらの事例のように、ブラック系のキッチンや畳ともコーディネートできます。

サクラの床なら、ブラックを取り入れてもかっこよくなりすぎず、柔らかな雰囲気に仕上がります。

ピンクの色味が入っている珍しい木目ため、扉や壁は木目を選ばずに白を選ぶとバランスが取りやすいでしょう。


③木目の濃淡がわかりやすい黄色~茶色:アカシア
かっこいい印象を与えることができる、落ち着いた色味の床材も人気があります。

木目の濃淡が分かりやすいアカシアの樹種などはぴったりでしょう。

【特徴】
アカシアは近年トレンドとなっている樹種の1つです。
反りや曲がりが発生しにくいため加工性が高く、床材に適しています。

黄色~茶色の濃淡が美しい樹種で、床材が内装の主役にすることも可能です。

無骨でかっこいいインダストリアルや、ブルックリンスタイルなどとの相性が良いでしょう。

【コーディネート事例】
アカシアを使った内装のコーディネート事例を紹介します。




▷施工事例|O.S様邸

床材を活かしたコーディネートにしたいなら、テイストに合わせた内装材を選びましょう。

次のような色や素材選びで、かっこよくコーディネートしています。

・グレーのシンプルな扉
・扉の取手はブラック
・ニッチのバーにはアイアン
・キッチン照明は電球のデザイン

家具もアイアンや濃淡のある木目の素材を選ぶと、男前なデザインに仕上がります。

空間全体に統一感を持たせることを意識してみてくださいね。

床選びで後悔しないための5つのポイント


▷施工事例|T.H様邸

床の色を選ぶ際のポイントを紹介します。


①フローリングの違いを理解する
木製のフローリングにはさまざまな種類があります。
大きく分けると無垢フローリングと複合フローリングの2種類です。

・無垢フローリング:一本の木から切り出して作られたフローリング
・複合フローリング:薄い板が何重にも重ねられて作られたフローリング

無垢フローリングは、柔らかな肌触りや調湿性の高さが魅力です。
ただし、反りや曲がりが起こりやすくなるため、加工しやすい樹種を選ぶことがポイントとして挙げられます。

複合フローリングは、さらに次の3種類に分類されます。

・挽板フローリング:表面に厚みのある木の板を貼って仕上げる
・突板フローリング:表面に薄い木の板を貼って仕上げる
・化粧シートフローリング:表面に木目がプリントされた化粧シートを貼って仕上げる

複合フローリングの方は、反りや曲がりが少ない点が特徴です。

挽板フローリングは2mm程度の木の板を貼るため、無垢フローリング近い肌触りに仕上がります。
化粧シートフローリングは、お手入れがしやすく機能性が高い床材が多いです。

それぞれの特徴を理解して、暮らしに合っている床材を選びましょう。


②採用したいテイスト・家具に合わせた色を選ぶ
床の色は採用したいテイストを決めてから選ぶことをおすすめします。

なぜなら、床単体の色が気に入って選んでも、全体とのバランスが取れない可能性があるからです。
テイストに合う床の色を選ぶことで、デザイン性の高い内装デザインに仕上がります。

床材を選ぶと同時に、壁やドアなどの色味も一緒にコーディネートしましょう。
ソファやダイニングテーブルなどの家具が決まっているなら、それらの雰囲気にも合うような床選びをしてくださいね。

③サンプルや施工事例を見て選ぶ
床の色選びをする際は、必ずサンプルや施工事例を確認しましょう。

カタログの場合、撮影時の光の具合などで実際の色と異なる可能性があります。
サンプルを日向・日影・照明の下などに置き、さまざまな場所で色を確認することがポイントです。

また、小さなサンプルしか見なかった場合、全体に施工したときのイメージと異なることもあります。
同じ床材が張られた現場施工写真を見て、イメージと合っているかチェックしてくださいね。


④経年変化も見据えておく
無垢・挽板を選ぶ場合、色の経年変化を見据えておきましょう。
天然木の床材は、年数が経つと新築時と比べて色が大きく変化します。
時間が経っても素敵だと思えるような色の樹種を選んでくださいね。

また、突板は無垢・挽板と比べて安価ですが、表面の木が0.3mm程度しかないため劣化しやすい床材です。
長い年月が経つと色が褪せてしまったり、表面が剥がれてきたりすることも。
メンテナンスのことも考えて、床材選びを行いましょう。


⑤暮らしに合わせた機能性も重視する
暮らしに合わせて床材の機能性を選ぶことも大切です。

例えば、ペットを飼っているなら表面に滑りにくい加工がしてある床材だと安心ですよね。
床暖房を採用したいなら、対応した床材を選ぶ必要があります。

このように、どのような生活を送るかによって適した床材は異なります。

また、水回りなどは木製のフローリングではなく、クッションフロアやタイルなどの耐水性の高い床材も検討してみてくださいね。


おわりに
床材は室内の印象を大きく変える内装材です。
色の違いはもちろん、木目や節によっても雰囲気は変わります。

サンプルや実際に施工された現場などを見て、イメージに近い床材を選びましょう。
また、床材を選ぶときは経年変化や機能性なども考慮してくださいね。

アイリスホームでは、お客様の暮らしに寄り添った家づくりをしています。
無垢床を使ったデザイン性の高い内装に仕上げたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。