マイホームはおしゃれなモダン住宅にしたいと考えているなら、
「グレー」の外観をおすすめします。
グレーは黒と白の良いとこどりができるだけでなく、他の色や素材と組み合わせることでよりおしゃれな外観に仕上げることができます。しかし、黒や白と比べて施工事例が少ないグレーの外観は、使い方や色選びに難易度が高いと感じている方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、おしゃれなグレーのモダン住宅の実例と、デザイン性を高めるコツ、注意点を紹介します。
ワンランク上のモダン住宅を建てたいという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
グレーの外壁を選ぶ5つのメリット
グレーの外壁を選ぶメリットを紹介します。
①上品で柔らかな印象を与えることができる
グレーは次のような色の性質を持っています。
・上品・穏やか・落ち着き・クール・安らぎ・スタイリッシュ・エレガント・無機質グレーは黒と比べて柔らかな色味ですし、白と比べて洗練されすぎない落ち着いた印象を与えることができます。
黒と白のいいとこどりをした「グレー」を選び、上品でおしゃれな外観に仕上げましょう。
②さまざまな景観に馴染みやすい
グレーはさまざまな景観に馴染みやすい点も魅力の1つです。
主張が強くない色味なので、街並みの中で浮いてしまうことがありません。グレーは安らぎや落ち着きも与えることができるため、古い街並みや自然に囲まれた土地とも相性が良いです。
一方で、スタイリッシュさや無機質な印象を併せ持っていて、都会や洗練された住宅地にも馴染みます。
どのような場所でも採用しやすい
万能カラーと言えるでしょう。
③彩度によってオリジナリティを出せる
グレーは彩度によってさまざまな印象を与えることができるため、好みの外観に仕上げやすい点も魅力です。
黒に近いグレーならかっこよさが強まりますし、白っぽいグレーなら優しい雰囲気や明るい印象を与えることができます。サイディングやタイルなどは色のパターンが限られていますが、塗り壁なら色味が豊富なのでお気に入りのグレーを見つけることができるでしょう。
グレーの色味にこだわりたいなら、ぜひ塗り壁の外壁を選んでくださいね。
④汚れや色あせが目立ちにくい
グレーは汚れが目立ちにくい点もメリットです。
真っ白の外壁は雨だれ、黒の外壁は砂ぼこりの汚れなどが目立ってしまいます。
外壁のリフォームは20年前後で検討する場合が多いですが、そのときには汚れや色あせがかなり気になる状態になっていることも。
グレーの外壁なら、黒や白と比べて汚れや色あせが分かりにくいので、建年劣化を感じにくいです。とは言え、実際には汚れていますし劣化も進んでいます。
適切なタイミングでメンテナンスをした方が長持ちしますので、グレーの外壁を選んだとしても住宅会社が推奨しているタイミングでお手入れを行いましょう。
⑤様々な色・素材との相性が良い
グレーは主張が強くなく、周りの色を引き立てることができる色です。
そのため、
さまざまな色や素材との相性が良く、外壁材の貼り分けもしやすい点がメリットとして挙げられます。黒や白のモノトーンカラーなどはもちろん、ネイビーやブラウンなどとも合います。
また、自然とも調和する色のため、木目や石目などの柄ともマッチします。
2種類以上の外壁材で貼り分けをしたいなら、グレーを取り入れて全体のバランスを整えてくださいね。
【グレーの外観】シンプルモダンな家の実例を紹介
グレーの外壁を採用した、シンプルモダンな家の外観を紹介します。
濃いグレーがおしゃれな究極にシンプルな家
▷施工事例|リビングと中庭とガレージがつながる平屋の住まい
外壁全体をグレーのみでコーディネートした、シンプルモダンな平屋です。
他の色との調和が取りやすいグレーですが、もちろん
単色でもかっこいい外観に仕上がります。軒天は明るい木目を採用してアクセントに。
玄関ドアは黒を選んで外壁に馴染ませ、アクセントが際立つようにしています。
シンプルな形状の建物のときほど使う色味を少なくすることで、かっこよくスタイリッシュに仕上げることができますので参考にしてみてくださいね。
グレージュ×木目の柔らかな雰囲気の外観
▷施工事例|デザインと家事楽導線を両立したモダンな住まいグレーとベージュをまぜた「グレージュ」カラーの外観です。
一般的なグレーと比べて柔らかな雰囲気に仕上げることができ、木目との相性もさらに良くなります。自然豊かなのどかな土地では、グレージュを選ぶとより景観と馴染みやすい外観に仕上げることができます。
ナチュラルな雰囲気が好きな方にも、おすすめなカラーです。
ブルーグレーでオリジナリティある外観に
▷施工事例|家族で楽しむガレージ×平屋の住まいグレーに青みを混ぜた色が「ブルーグレー」です。
ブルーと比べて落ち着いた雰囲気になり、周りの景観に馴染みやすくなります。
オリジナリティのある外観や都会的なイメージを与えたいなら、グレーにブルーをプラスしてみてくださいね。
「白 × グレー」でつくるツートーンカラーの外観
グレーと白でコーディネートしたシンプルモダンな二階建て住宅です。
白を合わせることで、グレー単色よりも明るさや爽やかさを出すことが可能です。建物・屋根形状に合わせて外壁の色を貼り分けしています。
家の形状を目立たせたいときは、こちらの事例のような貼り分けをして、色の違いを上手に利用してみてくださいね。
モダンなグレーの外観をおしゃれに仕上げる4つのポイント
グレーの外壁でおしゃれなモダン住宅を作るコツを紹介します。
①グレーと他の色を混ぜ合わせる
施工事例でも紹介した通り、グレーと他の色を混ぜることでオリジナリティのあるおしゃれな外観に仕上がります。
グレーとの相性が特に良い色を紹介します。
・ベージュ(グレージュ)・ブルー(ブルーグレー)・グリーン(モスグレー)・イエロー(サンド)どの色も、グレーと組み合わせることでくすみがかった落ち着いた色味に変化します。
仕上げたいイメージに合わせて色を選びましょう。
②採用したい雰囲気に合わせて色の彩度を決める
単色のグレーでも彩度によって、与える印象は大きく異なります。
・彩度を明るく:白っぽいグレー(明るく柔らかなイメージ)・彩度を暗く:黒っぽいグレー(かっこよくて重厚感のあるイメージ)どのくらいの濃さのグレーにするのか、実際にサンプルをチェックしながら決めましょう。
③グレーの外壁と異素材を組み合わせる
シンプルなグレーの外壁は、他の素材との相性もいいため貼り分けにぜひ取り入れましょう。
木製サイディングや石目調のタイルなどがおすすめです。木目を取り入れることでナチュラルに、石目を取り入れることで高級感のある外観に仕上がります。
貼り分けで柄を取り入れる場合は、グレーの外壁を凹凸の少ないシンプルな塗り壁がおすすめです。
④窓枠や玄関ドアの色にもこだわりを
グレーの外観をかっこよく仕上げるなら、窓枠や玄関ドアの色にもこだわりましょう。
グレー1色で外壁を仕上げるなら、窓枠や玄関ドアは彩度の異なるモノトーンカラーがおすすめです。
・黒に近いグレーの外壁:白・シルバーなどの窓枠や玄関ドア・白に近いグレーの外壁:黒の窓枠や玄関ドア外壁と対照的な色を選ぶことで、玄関ドアなどがアクセントになります。
対して、外壁を2色以上で貼り分ける場合は、グレーに近い色の窓枠や玄関ドアを選ぶとアクセントの外壁が際立ちます。
外壁デザイン全体のバランスを見ながら、細かな外装材の色決めを行いましょう。
グレーの外観で後悔しないための注意点を紹介
グレーの外観を採用して後悔しないための注意点を紹介します。
必ず屋外でサンプルを確認する
室内の照明の下で見るよりも、屋外の太陽光の下で見た方が外壁の色は明るく見えます。
そのため、家が完成したら
「思っていたよりも明るいグレーで後悔した」という事例も。
グレーの色決めをするときは、必ず屋外に出て壁にサンプルを当てて色味を確認してくださいね。
グレーの彩度によっては汚れが目立つ
明るすぎるまたは暗すぎるグレーを選ぶと、白や黒のように外壁の汚れがわかりやすくなってしまいます。
汚れの目立ちにくさに惹かれてグレーにした場合は、ガッカリしてしまいますよね。
設計士やコーディネートなどと相談しながら、好みの色かつ汚れがわかりにくいグレーを選びましょう。
グレー単色で仕上げるなら建物形状にもこだわりを
グレー単色で外観を仕上げたら、かなり地味な印象になってしまって後悔したという事例です。
外壁だけでなく、玄関ドアや屋根も似たようなグレーを選んでしまうと、このような事態になりかねません。
アクセントカラーを入れずに同系色でまとめたいなら、建物や屋根形状にこだわりましょう。
凹凸のある個性的な外観なら、単色でもかっこよく仕上げることができます。外観のパース図や模型を見ながら、仕上がりをイメージして作り上げていくことが大切です。
おわりに
上品で洗練された印象を与えるグレーカラー。
組み合わせる色や素材によっては、ナチュラルさや高級感のある外観など、さまざまなテイストに仕上げることが可能です。
また、グレーに他の色を混ぜ合わせることで、オリジナル性の高いデザインにすることも可能です。
自分好みのグレーを取り入れて、おしゃれなモダン住宅を作ってくださいね。
アイリスホームでは、お客様の暮らしに寄り添った家づくりをしています。
おしゃれなグレーのモダン住宅も多数施工しておりますので、気になる方はぜひお気軽にご相談ください。