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2023-12-08

【注文住宅】愛犬と暮らす家のアイデア28選|間取り・収納・設備・外回りのポイント

せっかく注文住宅を建てるなら、家族の一員である愛犬の暮らしやすさも考えたいという方も多いでしょう。

人と犬が快適に暮らすための家の仕様は似ている点もありますが、もちろん異なる点もあります。
ワンちゃんの性格や生活スタイルを考えた上で、家づくりを進めることが大切です。

今回は、愛犬と暮らす家の間取りや設備のアイデアを紹介します。
ワンちゃんとの生活を充実させたい方は、ぜひ取り入れてみてくださいね。

【間取り編】犬と暮らす家のアイデア9選

犬が快適に過ごせる間取りのアイデアを紹介します。

①土間スペース


土間スペースはワンちゃんが普段過ごすスペースとして活躍します。
タイルで仕上げれば滑りにくく、足腰に負担が掛かりにくいです。

また、お手入れもしやすいため汚してしまったときにも安心。

土間スペースから玄関や屋外へ出られるような動線を作っても良いでしょう。

②トリミングスペース


リビングや洗面所などでブラッシングやドライヤーをすると、抜け毛が多いワンちゃんの場合は掃除が大変ですよね。
ワンちゃん専用のトリミングスペースを作れば、他のものに毛が付く心配がありません。

浴室や玄関とつなげれば、入浴・散歩後にトリミングスペースを使いやすいです。
また、室内物干しスペースなどと兼用のスペースにすれば、空間を有効活用できます。

収納などを作る場合は、扉やロールスクリーンをつけて毛が入り込まないようにしましょう。

③ワンちゃんがくつろげる寝床


ゆっくりとくつろぐことができる寝床も作りましょう。
ワンちゃんの性格にもよりますが、家族の様子が見える壁に囲まれた空間を好む犬が多いようです。

普段の愛犬の生活スタイルを振り返り、どのような位置を好んで寝ているのか確認しましょう。

寝床には、ワンちゃんの体型に合ったクッションなどが置ける、ゆとりのあるスペースを確保してくださいね。

④お手入れが楽なトイレスペース


専用のトイレスペースを作ることもおすすめします。
新居に移った際にも、専用のトイレスペースがあるとトレーニングしやすいです。

ニオイが気になりにくいような位置や、トイレ近くなどの片付けがしやすい位置などがいいでしょう。

トイレスペースは尿が跳ねたり、ワンちゃんがおしっこを踏んでしまったりするため、床や壁にお手入れしやすい素材を選んでください。

⑤耐水性の高い食事スペース


ご飯や飲み水は飛び散りやすいため、食事スペースは耐水性の高い素材で作ることをおすすめします。
キッチンの近くに食事スペースを作ると、配膳・下膳や水の交換がしやすくて便利です。

⑥玄関や庭から洗面所への動線

散歩や庭遊びで汚れてしまったワンちゃんをすぐ洗えるように、玄関や庭から直接洗面所へ行ける動線を作るとスムーズです。

リビングなどを経由しないと洗面所まで行けない間取りは、部屋を汚してしまう可能性があります。
また、中型犬・大型犬のワンちゃんを抱っこして長い距離を運ぶのは大変ですよね。

どうしても玄関や庭から洗面所が離れてしまう場合は、玄関付近に足が洗える水栓をつけることをおすすめします。

⑦走り回れる一直線LDKや回遊動線


ワンちゃんは散歩だけでなく、家の中でもおもちゃなどを使ってたくさん運動します。
狭い空間だと走り回ることができないため、運動不足になる可能性も。

一直線LDKを作っておもちゃで遊べるようにしたり、回遊動線を採用して追いかけっこしたりできれば運動量が増えます。
天気が悪くて外へ行けない日も、室内でストレス発散できるような場所を作ってあげてくださいね。

⑧外を眺められる小窓

窓の外を眺めたり、日中は日向ぼっこをして過ごしたりすることが好きなワンちゃんもいますよね。
ワンちゃんの目線の高さに合わせた窓を採用してあげると喜んでくれるでしょう。

カーテンが不要な小窓であれば、ワンちゃんが外を見やすいです。

ただし、外が見えることで必要以上に興奮してしまうワンちゃんも。
愛犬の性格を考慮しながら、窓のサイズや位置を決めましょう。

⑨平屋にする


ワンフロアで生活できる平屋は、老後まで暮らしやすい間取りですよね。
これは犬にとっても同じことが言えます。

段差が多い家はワンちゃんの足腰に負担が掛かってしまい、ケガや病気につながる可能性も。
安全性や健康面を考えるなら、フラットなフロアで安心して暮らせる平屋がおすすめです。

二階建ての場合は階段前にゲートをつけるなどして、身体の負担を減らすような工夫をしましょう。

【収納編】犬と暮らす家のアイデア6選

犬と暮らす上で、あると便利な収納のアイデアを紹介します。

ワンちゃん用品は細々としたものが多いため、専用の大きな収納を作る必要はありません。
使う場所に使うものをしまえるような収納計画を立てましょう。

①玄関土間にお散歩用品の収納


玄関の土間収納の一角をワンちゃん用にして、お散歩用品の収納にしましょう。
次のようなものをしまえると便利です。

・リード
・お散歩バッグ一式
・カッパや防寒具
・足拭きタオル
・ゴミ箱(散歩で出た排泄物を捨てる)

飼い主のアウターや手袋なども一緒に収納しておくと、スムーズに散歩へ行けるためおすすめです。

②キッチンにご飯やお皿用の収納


キッチンには、食事に関するものをしまえるスペースを作りましょう。
パントリーやキッチン下、カップボードの一部でも十分です。

キッチン周りには次のようなものを収納します。

・ごはん
・おやつ
・皿
・歯磨き用品

また、シンク周りにはワンちゃんのお皿を洗うスポンジ、専用の水切りカゴも置けるようにすると衛生的です。

③トイレ回りにペットシーツなどのストックを
トイレスペースの周りには使用頻度の高いものを置ける収納を作りましょう。
具体的には、次のようなものです。

・ペットシーツ
・ウェットティッシュ
・トイレットペーパー
・ゴミ袋
・ゴミ箱
・消臭スプレー

普段トイレ掃除に使うものをまとめてくださいね。
半畳ほどの空間の下部をトイレスペース、上部を収納にしても便利です。

④お洋服の収納スペース


お洋服をたくさん持っているなら、専用の収納スペースがあると便利です。
ウォークインクローゼットや洗面所の収納の一部に、ワンちゃん用の収納を作り、きれいに整理整頓しておきましょう。

⑤シャンプーやタオルなどは洗面所にまとめる


お風呂やお手入れで使うアイテムも、一か所にまとめておくと便利です。
シャンプーやタオルなどは洗面所に収納すれば、お風呂あがりにすぐ使うことができます。

他にも、愛犬用のお手入れ用品は色々ありますよね。

・ブラシ
・耳掃除用品
・目やに取りシートなど

いつも同じ場所でお手入れする予定なら、まとめてしまっておきましょう。

⑥買い溜めしたかさばるものはパントリーなどに
 

ペットシーツやゴミ袋など使用期限がない消耗品は、買い溜めしておく方も多いですよね。
これらは意外とかさばるため納戸やパントリーなどの収納を活用しましょう。

造作棚を作る場合は、奥行きを20~30cmなどの浅めにした方が、取り出しやすいです。
また、奥行きが浅い収納棚の方が一気にストックをチェックできるため、買い忘れや重複して買うことを防ぐこともできます。


【仕様・設備編】犬と暮らす家のアイデア8選

愛犬が暮らしやすい家にするには、ペット仕様の作られた設備や建材を選びましょう。
おすすめのアイテムを紹介します。

①滑りにくい床


一般的なフローリングはワンちゃんにとって滑りやすく、足腰に負担が掛かってしまいます。
次のような床材を採用することで、滑りにくい床にすることが可能です。

・滑りにくい加工がされたペット用フローリング
・ザラザラとした手触りのタイル
・柔らかい素材のクッションフロア

ワンちゃんが行き来する空間は、滑りにくい床を採用しておくことをおすすめします。
また、タイルカーペットとの併用も検討しましょう。

②機能性の高い壁紙
ワンちゃんが一緒に暮らしていると、ニオイや汚れが気になることがありますよね。
さまざまな機能がついた壁紙を採用することで、快適性やお手入れのしやすさが向上します。

ペット用壁紙には次のような機能があります。

・引っ掻きに強い
・ニオイが吸着しにくい
・抗菌性がある
・汚れを落としやすい
▷参考ページ:ペット対応タイプ|壁紙の選び方|サンゲツ

ペットが長く過ごす空間だけでも検討してみてくださいね。

③消臭調湿効果のあるエコカラット
LIXILが開発した壁材「エコカラット」は、犬と暮らす家庭にぴったりな内装材です。
具体的に次のような機能があります。

・調湿効果
・脱臭効果
・有害物質の低減
・水を吸いにくく汚れを落としやすい(水拭き可)
▷参考ページ:エコカラット|LIXIL

エコカラットはデザイン性も高いため、内装をおしゃれに仕上げたい方にもぴったりです。
ニオイが気になる場所や空気環境を良くしたい空間に、ぜひ採用してみてくださいね。

④ペット用ドア
ペット用ドアとは、ワンちゃんが通り抜けられるくらいの開口が付いた扉です。
開き戸の下部にペット用の通り道が付いているため、ドアを閉めたままでもワンちゃんが空間を自由に行き来できます。

また、壁の下部に小さな開口を作って、ワンちゃんが通れるようにするケースも。
大きな開口を作らなくていいため、プライベートルームなどを来客に見られる心配がありません。

⑤お手入れしやすいパネルの壁
トイレスペースの壁などに、お手入れしやすいパネルの壁材を採用することもおすすめします。
キッチンの周りにも使われるようなパネルは、ツルツルとしていて汚れの拭き取りを楽に行うことが可能です。

また、耐水性が高いためおしっこなどを吸収してニオイが付く心配もありません。
お手入れを楽にしたいスペースに採用してみてくださいね。

⑥ニオイが気になる箇所には換気扇を追加
ワンちゃんの寝床やトイレスペースなど、ニオイが気になる箇所は換気をしやすい環境を整えてください。
換気扇を追加することで、計画的に外へ排気してくれるためニオイがこもりません。

中には空気清浄機能がついた換気扇などもありますので、特にニオイが気になる箇所には設置を検討しましょう。
▷参考ページ:天井埋込形空気清浄機「エアシー」|Panasonic


⑦リードフック


ワンちゃんをつないでおけるリードフックも便利なアイテムです。
リードフックは次のような使い方ができるでしょう。

・玄関ホールにつけて来客時の飛び出しを防ぐ
・玄関ポーチにつけてお散歩後の準備の間につないでおく
・室内につけて犬嫌いの来客時につないでおく

ご自身が使うタイミングを考えて、リードフックの位置を検討しましょう。

⑧ペット専用のシンク
トリミングルームでワンちゃんを洗いたいなら、ペット専用の広めのシンクを採用すると便利です。
深さのあるシンクならワンちゃんが飛び降りることもなく、安心して使うことができます。

お手入れのしやすい素材や仕様の専用シンクがありますので、住宅会社に相談してみましょう。

【外回り編】犬と暮らす家のアイデア5選

ワンちゃんが庭でも快適に過ごせるおすすめなアイデアを紹介します。

①芝のドッグラン

敷地が広い場合は、庭に芝を敷いてドッグランを作りましょう。
散歩へ行けない日でも、走り回ってストレス発散することができます。

芝は天然・人工どちらでも大丈夫ですので、手入れやデザイン、触り心地などを確かめて選んでみてくださいね。

②水栓


庭遊びや散歩でワンちゃんが汚れてしまったときに、屋外に水栓があると便利です。
泥などを外で洗い流してから室内に入れることができますからね。

庭で遊んでいるときの水飲み場や、外用おもちゃを洗うときにも活躍するでしょう。

また、大型犬は浴室などでは洗いにくいため、外にシャワー水栓をつけてお湯も出るようにしておけば、洗うこともできます。
室内で洗うことが難しい場合は検討してみてくださいね。

③室内とつながるデッキ


家の中と外の行き来をしやすくするために、デッキを採用することもおすすめします。
室内の床とデッキを同じ高さにして、ステップやスロープで庭へ出られるようにすれば、ワンちゃんに負担がかかりません。

窓が開いていても、室内から外へ落ちる心配もないため安心です。

ウッドデッキやタイルデッキなど種類がありますので、費用・耐久性・デザイン性などを比較しながら選びましょう。

④玄関のステップは1段を低くするかスロープに


玄関ポーチはステップになっている家庭も多いですよね。
1段分の階段が高いとワンちゃんが上り下りしにくく、足腰に負担が掛かってしまいます。

住宅会社にお願いすることで、ステップを低くしたり奥行きを深くすることが可能です。
ワンちゃんの体型に合わせて、カスタマイズしてみてくださいね。

また、老後のことを考えて、玄関ポーチにスロープを作っても良いでしょう。

⑤道路への飛び出しを防ぐフェンス・門扉
ワンちゃんが道路へ出ないような工夫を行うことも大切です。
庭の周りにはフェンスや門扉を作って、外へ飛び出さないようにすれば安心して遊ばせることができます。

愛犬のサイズによって、適切なフェンスの高さも異なりますので必ず確認してから仕様を決めましょう。

・60cm~:小型犬
・120cm~:小~中型犬
・150cm~:中型~大型犬
・180cm~:中型~大型犬(ジャンプ力の高い犬種)

もちろん同じ小・中・大型犬でも体高や運動能力に差がありますので、あくまで目安としてくださいね。

また、超小型のワンちゃんはフェンスの隙間からすり抜けてしまう危険性も。
フェンスや門扉を採用するときは、細かなサイズや仕上がりを確認しましょう。

おわりに
愛犬が快適に暮らすためには、一般的な住宅とは異なる間取りや仕様を選ぶことが必要なケースもあります。
ワンちゃんの性格や生活スタイルを振り返りながら、必要なアイデアを取り入れてみてくださいね。

アイリスホームでは、お客様の暮らしに寄り添った家づくりをしています。
人もワンちゃんも暮らしやすい住まいを作りたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。